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◆不定期日記ログ◆

■2003-10-30
俺と格ゲー
 ここのとこジョジョやらメルブラやらの格闘ゲームをやっていたので、
 久しぶりにやったギルティギアで、全然必殺技が出なくて困った。

 そもそも俺はあまり対戦格闘ゲームをやる人ではなかった。
 実際格ゲーをしても大して強くはない。むしろ弱い。
 格ゲーってのは乱暴に言うと、二択、あるいは三択のジャンケンの繰り返しである。それはたいてい、超高速で繰り返されたり、あるいはわかりにくくカムフラージュして迫ってくるので、俺にはさっぱりついていくことができない。
 「チョキ、チョキ、チョキと来たからもうチョキが無いなどという読みは…」とかいう以前に読めていない。
 あげく、俺の脳内のメモリには、一つの戦略しか常駐できない。
 足払いからのコンボを決めようと思ったら、足払いを当てることしか考えられない。
 必殺技ゲージが溜まっているのか否か、それをチェックするソフトすら常駐させる隙がないのだ。
 そして、状況によって若干の差はあるようだが、俺は同時に最大2つのボタンしか意識できない。
 GGXXを例に取ると、梅喧姐さんならKとS、クリフ爺さんならPとSといった具合である。
 (補足だが、6ボタンのストZERO2では、とりあえずPかKの二種で必殺技が出るのでなんとかなっていた。)
 必殺技が全然出なくて困ったのは、おそらくこの辺の習性のせいだろう。

 そんな、圧倒的に格ゲーに向かないゲーム野郎である俺だったが、どうしたことは格ゲーはあまり嫌いではない。自分で金を払ってやることこそめったにないが、借り物のソフトでは何度も指にタコを作ったことがある。

 多分、俺は、格闘アクションゲームの、アクション部分が好きなのだ。
 画面のなかを飛んだりはねたり走ったりして、相手を攻撃するその過程が好きなのだ。
 だから、二段ジャンプがあったり、空中ダッシュがあったりする格ゲーを好む。空中コンボも覚えてないくせにやたらと飛ぶ。2次元の空間を2次元べクトルをフルに使って動きたがる。
 キャラクターの挙動がリアルな3D格闘を全然やらないのは、多分そのせいもあるのだろう。

 色々とどうでもいい自己分析をしてきたが、要するに何が言いたいかといえば、こんな俺の習性にバッチリ合わせてきたかのようなシステムを持つ「スマッシュブラザーズ」を作ったHAL研や、元HAL研の桜井さんは尊敬してもし足りない、ということだ。
 久しぶりにマトモなテキストを書いたから疲れた。読むほうも疲れたことだろう。まあお茶でも。