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◆不定期日記ログ◆

■2012-01-23
無双OROCHI2
 「無双する」「自重」などのネット流行語の発信源となった無双シリーズ。
 三國無双は3エンパ、戦国無双は初代で止まってるんだけど、「プレイアブルキャラ120人以上!」とか訳のわからん宣伝文句に心打たれ、このたび無双OROCHI2を始めてしまった。

 当然前作もやってないので、「信濃の上田城を太史慈が守っていてそこに袁紹が攻めてくる」とかそういうカオスなノリに誰もツッコまないのが逆に心地よい。
 なんで真田一族は誰も守ってないのよ!

 三國、戦国、さらに平清盛とか前作からのキャラに加え、忍者龍剣伝とか他のゲームからのゲストもあり、濃いカオスが生み出されている。
 信長に義経にジャンヌダルクってもうそれどこの漂流者だよ!
 ……と思ってスゴイ期待したのに、島津豊久はただの汎用武将。
 残念至極。


 あったりまえのことを言うようだけど、これは続編である。
 「2」なんだから当然だろうと思うだろうけど、これは意外に大きなポイントだ。

 今まで三國無双は、たとえ「2」になろうと「3」になろうと、キャラクターに連続性はなかった。  
 新しいタイトルになれば、また舞台は黄巾の乱からスタートする。そこで偃月刀を振るう関羽は、前作の関羽とは関係ない。だから、「2」から始めようが、「3」から始めようが、ほとんど影響がない。

 そういう意味でOROCHI2は続編である。前作からシナリオに連続性がある。
 前作をやってなくても全く問題なく進行できるとはいえ、初めての「続編」にやや戸惑ってしまう。

 例を挙げると、妖魔側に寝返った(ように見える)関羽をなじる張飛に対し「いつぞや聞いたような物言いだ」と返すシーンがある。
 三國志を知っていれば、この「いつぞや」は「関羽千里行」のあとのことを指しているとわかるのだが、知らないネタが出てきた場合、それが史実ネタなのか前作の内輪ネタなのかを判断できない。 
 三國キャラと戦国キャラ間の交友も同様なので、史実的に共通項があって仲が良いのか、前作でたまたま仲良くなったのか、わからないまま話が進む。

 続編なんだからあったりまえのこと。
 あったりまえのことなんだが、今まで無かった感覚なので、特筆した。
 どうせお祭りなんだし、次回は幕末志士伝とかも交えて、漂流者対廃棄物みたいなノリでやってほしい。
 でも「ドリフターズ無双」になると高木ブーの攻撃範囲が広そうなので間違えないでほしい。